地味子の正体はNo.1の総長!?《修正中》

瑞希「……わかった。」


結局るーちゃんに聞くことはできず、りゅーちゃんに引っ張られるがまま理事長室を後にした。

教室に戻るとチャイムがなってから数分が経過した後だった。
入ったときは朝と同じような視線を浴びた。

もう龍王の皆は席に着いていた。


それにしてもるーちゃんの言葉がどうも引っかかる。
私のためってどういうこと?
私が姫になって得になることは?

考えれば考えるほど分からなくなる。

しかし、一つだけ分かることがある。
それは龍王の姫にならなくてはならないということ。



HRが終わり、今は龍王と一緒に屋上にいる。


湊「瑞希、悪かった。いくら理事長と竜Tの頼みだからといって、こんなことして。」


いつも強気の湊が申し訳なさそうに私に頭を下げ謝ってきた。

声は弱々しく、とてもじゃないけど族の総長のようには見えない。


簡単に許す気はなかったけど…ほんとに反省してるし、いっか。


瑞希「頭上げて?別にもういいよ。」