湊side
昨日の夜、眠りにつくため布団に入ったときのこと。
――ピリッピリリリリ ピリッピリリリリ
ベッドのすぐ脇の棚の上に置いてある俺の携帯の着信音がバイブとともになった。
誰だよ。こんな時間に。
携帯を手に取り、相手が誰だか確認するとなんと竜Tだった。
なんだ?俺なんかしたか?
…もしかして遅刻とかサボリのことか?
全身に緊張が走り、携帯を持っている手が少し震える。
湊『は、はい。』
どもりながら電話をでた。
竜也『竜也だ。池雲か?』
怒られるんじゃないかと思っていた俺は竜Tの声を聞き肩の力を抜いた。
良かった、怒ってる訳じゃなさそうだ。
湊『竜T?どうしたんすか?』
竜也『こんな時間に悪いな。』
湊『いえ、大丈夫っす。』
竜也『電話したのは、瑞希のことなんだ。』
瑞希?
なんでここで瑞希の名前がでてくんだ?って、そういや瑞希と竜Tは知り合いだっつってたな。
湊『瑞希がどうかしました?』
だったら俺じゃなく瑞希に電話かければいいのに、なんで俺にかけてきたんだ?
竜也『池雲は瑞希を龍王の姫にしたいか?』
少し竜Tの声が低くなる。
湊『え?はい、まぁ一応そのつもりっすけど。断られました。』
昨日の夜、眠りにつくため布団に入ったときのこと。
――ピリッピリリリリ ピリッピリリリリ
ベッドのすぐ脇の棚の上に置いてある俺の携帯の着信音がバイブとともになった。
誰だよ。こんな時間に。
携帯を手に取り、相手が誰だか確認するとなんと竜Tだった。
なんだ?俺なんかしたか?
…もしかして遅刻とかサボリのことか?
全身に緊張が走り、携帯を持っている手が少し震える。
湊『は、はい。』
どもりながら電話をでた。
竜也『竜也だ。池雲か?』
怒られるんじゃないかと思っていた俺は竜Tの声を聞き肩の力を抜いた。
良かった、怒ってる訳じゃなさそうだ。
湊『竜T?どうしたんすか?』
竜也『こんな時間に悪いな。』
湊『いえ、大丈夫っす。』
竜也『電話したのは、瑞希のことなんだ。』
瑞希?
なんでここで瑞希の名前がでてくんだ?って、そういや瑞希と竜Tは知り合いだっつってたな。
湊『瑞希がどうかしました?』
だったら俺じゃなく瑞希に電話かければいいのに、なんで俺にかけてきたんだ?
竜也『池雲は瑞希を龍王の姫にしたいか?』
少し竜Tの声が低くなる。
湊『え?はい、まぁ一応そのつもりっすけど。断られました。』

