ドアに耳を当て、みんなが帰ったのを確認すると、


稚咲「じゃあ、バイバイ!」


稚咲さんもこの部屋を後にした。


瑞希「あー、あ、あ、あ、あー。」


さっきまであんなに騒がしかったのに一気に静かになった部屋。


急になんだか寂しくなって適当に声を出す。


ずっと寝ていた私が今から寝れるはずもなく。


でも、やることも何もないこの部屋はとてもつまんない。


個室の部屋な為、話す相手もいない。




――ゴソッ


どこからか聞こえてきた音。


カーテンがしまっていて真っ暗な部屋を見回しても何も見えない。