「どうしたの、瑞希!!」
訊夜がインターホンを押し、ドアを開けた母さんの一言目。
母さんの声に家族全員が玄関に集まってきた。
父「え、瑞希?」
蒼「訊夜てめぇ、瑞希に何をした!」
玲「やめろ、蒼。」
訊夜に殴りかかる蒼兄を玲兄が止める。
玲「入りな。」
未だに訊夜を睨みつけている蒼兄と親父の頭を、母さんが軽くたたき、家の中に無理やり押し込んだ。
先ほどのように訊夜は私を抱き上げ、玲兄のあとに続きリビングに足を踏み入れた。
既に蒼兄、親父、母さんはいすに座っており、玲兄も自分の席についた。
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