それに暴走族にしては少ない人数だけど、一応80はいるわけで。


そりゃすぐにあきらめました。
さすがの親父さんも。




みんなで親父さんに頼み込んだものの親父さんもずいぶん頑固な方で、首をなかなか縦に振ってくれない。


そこで、桜蝶がとった行動は、


“認めてくれるまで帰らない。”


そんな幼稚なことを始めた私たち。


親父さんは呆れた様子で、


“勝手にしろ”


そう吐き捨て、自分の部屋に戻っていってしまった。


でも3時間以上経っても帰る仕草すらしない私たちにあきらめた様子で1ヶ月、のばしてくれた。