熱い。 全身が熱い。 私はゆっくり目を開いた。 全身が熱帯びていて、頭痛がする。 おまけに視界がぼやけていてここがどこだか分からない。 私、何してたんだっけ? 朝ご飯を食べて… 具合が悪かったから寝ようと思って… …あ。 目眩で階段から落ちたんだ。 でも別にどっか打ったわけでもないな。 じゃあ、ここはどこ? ―ガチャ 「目覚めた?」 瑞希「うん。」 この声、克だ。 素直に頷くと、安心したように、 克「良かった。マジ、お前が上から落ちてきたとき焦ったわ。」