克「…ごめん。」


瑞希「え、ま、克?」


咄嗟につかんだ克の手。
しかし克は私の手を振り払い、部屋から出て行ってしまった。


克の行動に呆然と立ちすくむ。


瑞希「な、なんなの?」


私が言い終わったときもう1人、部屋を出て行こうとする者がいた。


瑞希「紗檻?」


名前を呼べば振り返り、


紗檻「ちょっと飲み物買ってくる。」