ステージの上からでも見れるけど、どうしてもかぶっちゃう人がいるんだよね。
2階だとかぶらず、みんなの顔もよく見れるし。
後ちょっと。
後3メートルぐらいの所に来たとき、紗檻の顔面すれすれのところだった。
そのとき紗檻が目を見開いた。
やっと拳が自分に放たれていることに気付いたのだろう。
もうだめだ。
そう諦め、私は目をつぶった。
――パシン
紗檻「うわっ!」
和馬「あぁ?」
乾いた音と2人の声が聞こえた。
パ、パシン?
ビンタしたの?
と疑問を抱きながらゆっくり目を開けると―――
瑞希「え?」
2階だとかぶらず、みんなの顔もよく見れるし。
後ちょっと。
後3メートルぐらいの所に来たとき、紗檻の顔面すれすれのところだった。
そのとき紗檻が目を見開いた。
やっと拳が自分に放たれていることに気付いたのだろう。
もうだめだ。
そう諦め、私は目をつぶった。
――パシン
紗檻「うわっ!」
和馬「あぁ?」
乾いた音と2人の声が聞こえた。
パ、パシン?
ビンタしたの?
と疑問を抱きながらゆっくり目を開けると―――
瑞希「え?」

