私は訊夜のとなりに移動して、訊夜の顔を覗き込んだ。


訊夜「いい、のか?」


瑞希「当たり前じゃん!」


不安そうに私の目を見てきた訊夜にまっすぐ訊夜の目を見て笑顔で答えると、
訊夜は少し笑い顔を上げた。


訊夜「みんなに、相談する。」


私は微笑みながら頷いた。


瑞希「うん、そうしな?フランスに行くの来週なんでしょ?早く解決策見つけなきゃ。」


訊夜「あぁ。………ありがとな、瑞希。送るよ。」


瑞希「い、いいよ。だってすぐそこじゃん!」


そう言って断ったが、訊夜がなかなか頷いてくれないので、玄関まで送って?もらうことにした。