なんで桜蝶を止めなきゃいけねぇんだよ。
『実はな、訊夜が族に入ってることが今、噂で流れてな。患者が急激に減ってしまったんだ。』
だから?
親父の病院の患者が減ろうと俺にとってはどうでも良いんだけど。
何も言わない俺を無視して続きをはなす。
『分かったか?一応言っておくけど、お前に拒否権はないからな?』
訊夜『…。』
分かってる。
俺に拒否権がないのも分かってる。
でも桜蝶を辞めたくない俺は素直に『はい。』と言うことが出来ない。
『なんだ?訊夜。辞めたくないなんて言うわけないよな?』
『実はな、訊夜が族に入ってることが今、噂で流れてな。患者が急激に減ってしまったんだ。』
だから?
親父の病院の患者が減ろうと俺にとってはどうでも良いんだけど。
何も言わない俺を無視して続きをはなす。
『分かったか?一応言っておくけど、お前に拒否権はないからな?』
訊夜『…。』
分かってる。
俺に拒否権がないのも分かってる。
でも桜蝶を辞めたくない俺は素直に『はい。』と言うことが出来ない。
『なんだ?訊夜。辞めたくないなんて言うわけないよな?』

