地味子の正体はNo.1の総長!?《修正中》

訊夜side


朝になったことを知らせる目覚ましの音で目を覚ました。


グーとなったお腹をさすりながら、空腹を満たすため階段を下りた。


誰もいない洗面所。

顔を洗い、歯磨きをしたあと、少しはねた髪を水で濡らし直す。


電気もついていないリビング。


家には俺1人しかいない。


周りは可哀想とか、寂しくない?とかよく言われるけど、全くそんなことない。


別に寂しくないと答えれば大人だね、って言われる。

けど、決してそうではない。

俺が生まれた頃から忙しかった両親。