地味子の正体はNo.1の総長!?《修正中》

温かくて私よりはるかに大きい、訊夜の背中。


瑞希「大丈夫だよ。何も怖くない。私が、私たちがついてるよ。」


私が少し訊夜の方に体重をかけると、訊夜は体を起こした。


訊夜「あぁ。ありがとな。でも、」


“巻き込みたくない”

訊夜の優しさが背中から伝わってくる。


“巻き込みたくない”って気持ちは分かる。
でも、


瑞希「みんな、訊夜に頼ってほしいって思ってるよ。」


頼ってくれるのを、話してくれるのを待ってるよ。


もしかして、今まで私に話してくれなかったのって、巻き込みたくないから…?