瑞希「でもね、それを捺希の両親は許してくれるはずがなかった。

そして、脅したのよ。“もしも姫をやめないのなら、族を潰す”って。」


卑怯な組なんだから、族を潰すのは簡単なこと。

捺希はかなうはずないって分かっていた。

捺希が姫をそのまま続ければ、潰すだけじゃなくて、殺されてしまうと。


捺希が総長と付き合っていると言うのもバレてはいけない。

捺希の両親になにされるか分からない。


瑞希「だから、捺希はやめることを決意した。そして、大好きな人と別れることもね。」


勿論、あなたたちに手を出さないことを条件にね。