だって、それは訊夜が望んでいることじゃないから。
さっき話した訊夜の癖のこと。
言いたくないことか、言いづらいことを聞かれたときによくする癖。
そして、これ以上聞いてはいけないということ。
でも、やっぱり気になって訊夜の名前を呼んでしまった私は本当にずるいと思う。
訊夜「朝、電話が、来た。」
ゆっくり話し始めた訊夜。
続きを話そうと閉じた口をもう一度開く。
だが、その前に
瑞希「無理して話さなくていいよ。」
私が訊夜の言葉を遮る。
無理して話してほしくない。
ただ、ただ体を壊してほしくない。
さっき話した訊夜の癖のこと。
言いたくないことか、言いづらいことを聞かれたときによくする癖。
そして、これ以上聞いてはいけないということ。
でも、やっぱり気になって訊夜の名前を呼んでしまった私は本当にずるいと思う。
訊夜「朝、電話が、来た。」
ゆっくり話し始めた訊夜。
続きを話そうと閉じた口をもう一度開く。
だが、その前に
瑞希「無理して話さなくていいよ。」
私が訊夜の言葉を遮る。
無理して話してほしくない。
ただ、ただ体を壊してほしくない。

