当たり前。
適当な攻撃が当たるはずない。
私は急所を狙って倒していく。
「きゃあああ!」
半分位倒したとき、璃亜の悲鳴が聞こえた。
何!?
気になったが、今こいつ等から目が離せないため璃亜の方を向くことが出来ない。
「動くな。」
リーダーのその声にピタッと動きを止め、ゆっくり振り向く。
璃亜の首にはナイフが当てられていて、動けない様子。
動きが止まった私を見て、周りにいる男が私の手を後ろに持って行き、片手で私の両腕の自由を奪った。
璃亜「瑞希…。」
璃亜が怯えた様子で私の名前を呼ぶが、私にはどうすることも出来ない。

