それに、営業日が決まっておらず、いつ営業しているかわからない。


生憎今日は休業日らしく、シャッターがしまっていて、明かりも付いていない。


もしもやっていたら、助けてもらおうと思ったのに…残念。


なんて呑気に思っている場合ではない。
この道は一本道で、ここら辺のことはよくわからない。
5人組がいる逆の方向へ行って、挟み撃ちでもされたら…。

でもそんなこと考えている時間もないので、誰もいないことを願いながら、
璃亜の手首をつかみ、走り出した。


いきなり引っ張ったせいで璃亜が転びそうになっていたけど、なんとか踏ん張ったようだ。