あの事件が起きてから、歩いてるときとか、大人の男性を避けたり、距離を取ったりしている。

それに1人で行動してない。


男嫌いにならなきゃいいけど…。


璃亜「みんなまだきてないね。」


時計をチラッと確認すると待ち合わせの5分前。


瑞希「まだ待ち合わせ時間になってないからね。」


誰と待ち合わせしているかと言うと、


璃亜「瑞希、瑞希。」


服の裾を引っ張りながら私の名前を2回繰り返す璃亜。

その声は震えていて、体も震えている。


瑞希「どした?」


少しでも落ち着くように頭を撫でる。