屋上以外は行く宛てないし、理事長室に取りに行くのはめんどくさい。


んー何かないかなーーーあ、ピッキング…。
そうだ、ピッキングしよう!
…って、針金もヘアピンも持ってないからできないじゃん…。

残りは…壊すしかないか…。


――バン


強く蹴りすぎて、ドアが吹っ飛んでいってしまった。

ハハッ、ごめんね。るーちゃん。


心の中でるーちゃんに謝り、屋上のど真ん中に寝転がった。


やっぱり外は気持ちいい。
私とは正反対で青く澄んでいる空を見ながら今度こそ眠りについた。