訊夜の言葉がグサグサと音を立てて胸に突き刺さる。
瑞希「だぁもう、うるさいな!」
“眉間にしわ寄せた顔”って何回言えば気が済むのさ。
これ以上聞いてると涙が出てきそう。
……って言うのは嘘だけど。
訊夜「うっせぇな。
お前が“本当のことをいってほしい”みてぇな顔してたから親切に教えてあげたのによ。
感謝の言葉はねぇのか?感謝の言葉は!」
何こいつ!
超腹立つんですけど!
瑞希「感謝なんてするもんですか!
確かに、“本当のことをいってほしいな…”とは思ったけど、
もっと優しく言えないの?
こっの毒舌馬鹿訊夜!」
訊夜「あ?毒舌馬鹿だと?自分より馬鹿な奴に馬鹿とはいわれたくねぇな。」

