いつもよりスピードを落とし、遠回りしながら倉庫へ向かう。

倉庫に近づけば近づくほど、心臓の鼓動は早くなる。


き、緊張する…。


瑞希「あぁ、もうっ!」


うじうじと悩んでいる自分がいやで大声で叫ぶが、

私の声はバイクの音でかき消されてしまった。


瑞希「はぁ、私何やってんだろう。」


自分が本当に情けない。

情けなさすぎてため息が出る。



気持ちを落ち着かせるため、途中にあるコンビニによった。


瑞希「あー、カフェオレ落ち着くー。」


コンビニに止めてあるバイクの上に座り言った。