克「この公園で、よくブランコに座って1人で空を見てたことを思い出して、急に見たくなったんだ。
で、ブランコに座って、空を見てた。

そしたら、桜が入ってきて、さっきの状態。」



克が空を見上げながら、話す。

私も克のまねをして空を見上げた。


もう日が出始めていた。


克「ふしぎだよな。どこから見ても同じ景色なのに、ブランコから見るとより一層きれいに見える。
今度、瑞希も見て見ろよ。」


は、初めて克に瑞希って呼ばれた。


ドキッと胸が高鳴る。

ただ名前を呼ばれただけなのに。