真っ赤な俺を見て、目をまん丸くさせたが、家に入れてくれた。
今まで何があったかを桜と両親に話し、暫くの間泊まらせてくれることになった。
服は桜の父…おじさんに貸してもらった。
毎日父さんのお見舞いに行く日々が続いた。
2ヶ月経っても父さんは目を覚まさなかった。
日に日に不安が大きくなっていった。
精神的にキツくなってきたとき、俺をさらに追い込む出来事が起きた。
それは桜の浮気だった。
親子揃って好きな女に浮気された。
桜にも裏切られた。
女が大嫌いになった。
人間不信にもなってしまった。
それから、桜の家を出て、倉庫で暮らした。

