―「来るな!」


静かな場所に誰かの叫び声が響く。


…これは、夢…?


そこは、見慣れた遊具がそろっていた。

ここは××公園?

××公園…。
私の家の近くにある公園。
ベンチ、ブランコ、すべり台が1つずつしかない、小さな公園。
駆けっこが出来るスペースもない。

だからか人気がなく、子供たちが遊んでいる姿を1度も見たことがない。


そんな小さな公園に2人の人間。
あたりは真っ暗で顔が見えない。

1人の人間がもう1度叫ぶ。


―「頼むから来ないでくれっ!」


その声は低く、男の声だった。