竜也「瑞希は1-Sだ。」
理事長室を出て、階段を上りながらりゅーちゃんの説明を聞く。
瑞希「1-S?」
Sまであるの?
てことは、1、2、3、4、5…8……14クラス!?
多すぎでしょ。
竜也「あぁ。1年は、A、B、C、D、Sにわかれている。
1-Sは、頭脳明晰、運動神経抜群、容姿端麗、族の幹部以上、財閥の人が入るところだ。
AからDは、適当だ。」
5クラスか。高校にしては少ないね。
そんなことはおいといて、
族と財閥は秘密だから、私は頭脳かな。
瑞希「頭脳?」
竜也「あぁ。全てに当てはまるけどな。」
最後の方は呟くように言ったためあまりにも小さすぎて聞き取れなかった。
なんて言ったか聞いたが、「何でもない」と言い、教えてくれなかった。
りゅーちゃんが1-Sと書かれたプレートがぶら下がっている教室の前で立ち止まった。
竜也「ここが1-Sだ。呼んだら入って来いよ?」

