嫌われることが…。
裏切り者だと言われることが…。

最初は龍王のことなんかどうでも良かった。

でも、どんどん居心地が良くなってきて、いつの間にかそう思っていた。


ごめんね。

ごめんね、龍王の皆。


怖くないっていったら嘘になる。

でも、これ以上隠し事をするのは無理。

辛い。


こんなにも龍王のことが大切になっていたなんて気付かなかった。



もう何言われてもしょうがない。



もう、逃げない。
そう心に誓いながら眠りについた。