瑞希「龍王…?」


湊、翔、昴、剛史、克。


みんな、肩で息をしている。
走って助けにきてくれたんだ。



拳は私の顔面すれすれで、5センチもない。


1秒でも遅かったら、殴られてたと思う。


璃亜「みんなっ!」


璃亜が嬉しそうに微笑んだ。



皆の方を向いて動かなくなった‘男’の鳩尾を膝で蹴った。


‘男’は咳き込み、その場にしゃがんだ。


それを見た桜蝶と龍王は近寄ってきた。


璃亜も立ち上がり、みんなの元へ走って向かった

私も歩き出す。


2歩くらい歩いたところで、右足に違和感が。