私と璃亜は首を横に何度も振った。
なんで、会って間もない私達にそんな大事な話をするんだろう…?
そんな疑問を浮かべながら話を聞いていたが、その理由は最後の言葉で分かった。
“瑞希と捺希は似ている”
全然にてないよ。
私よりあの人の方が……全然強い。
瑞希「話してくれてありがとう。聞けてうれしいよ!」
これですべてがわかった。
ホントに話を聞けて良かったよ。
璃亜「ねぇ、瑞希。この人たちが言っている捺希さんって……。」
嬉しそうな、でも悲しそうな瞳で見てくる璃亜。
私は頷き、
瑞希「多分。」
とだけ返した。
璃亜は悲しそうに「そっか。」と呟いた。
あの人は私の―――。

