斗真『……。あぁ。』 斗真は一呼吸おいてから答えた。 そ、そんな。 瑞希がいなくなったなんて…。 斗真『瑞希の両親から電話があったんだ。“瑞希倉庫にいない?”ってな。』 斗真『“いない”って答えたら、“どこにいるのか知ってる?”って聞かれて、“いないのか?”って聞いてみたら、』 斗真『“まだ帰ってきてないんだよね”って。』 瑞希はいつも9時半には帰るようにしていた。 遅くなりそうだったら、絶対連絡入れてた。 なのに、10時半を過ぎても帰ってきていないなんて…。 絶対におかしい。