「…希、ねぇ、瑞…瑞希。グスッ。」


瑞希「ん、うん…?」


…。
…。
…。



…へ?

な、何で?


「み、瑞希っ!グスッ。」


瑞希「り、璃亜!?な、何で?」


誰かに名前を呼ばれ、目を開けると、震えながら泣いている璃亜が隣に座っていた。

まだ、私たちは車にいるようだ。


でも、なんで璃亜が?


寝起きで動かない頭を必死に回転させる。

もしかして…さっき話してた美少女って、璃亜のこと?


とりあえず、


瑞希「璃亜?どうしたの?何があったの?」


私の目を見て、璃亜はゆっくり話し始めた。