それに私、まだ何にも言ってないんだけど…。
なんか勝手に話進んでるし…。

いじめ?はっ、私がいじめられるとでも?ふざけんなよ。
私はそんなに弱くないっての。
私がいじめられたらいじめた奴を返り討ちにしてやるよ。

それに羽留はさらっと笑顔で怖いこと言ってるし。
殴りに行こっか、って…。

人の話は聞かないし、遮るし、いい加減キレるよ?


瑞希「人の話を

斗真「ごめんな?気付いてやれなくて…」
いや…

璃亜「いつも一緒にいたのに…」

違…

和馬「我慢しなくてもいいぜ?学校やめるほど辛かったんだな…」

別に…

羽留「泣いていんだよ?」

…人の話を、聞け!!!!」


キレましたよ?そりゃあ。


みんなが黙るように幹部室だけでなく、倉庫全体に聞こえるぐらいの大声で叫んだ。

いきなり叫んだ私に余程驚いたのか、訊夜以外固まっている。


私を遮るなんて良い度胸じゃないか。
総長である私にケンカうってんのか?

それに私がキレ気味なのに気付いてないのか?

気付いててわざと遮ってんのか?

さてはこいつら確信犯だな?

…いや、それはないか。
そこまで悪趣味じゃないし、性格も悪くない。