「ポパイッ!
一体大場さんと何の話ししてたのよっ」

近くのスーパーに向かいながら
あたしはポパイに聞く。

「何って。別に?」


「別にじゃないよーっ
変に誤解されたらどうすんのっ」


「誤解?」
ポパイはそう答えながらも
なんだかどうでもよさそうな態度。

あくびしたりすれ違う人を横目で見たりしている


「そーだよっ。
もし変な噂たったら困るんだから」


「ふぅん」

「ねぇっ」

「んんー?」

「もうっ!聞いてるの!?」

ぐいっとポパイを引っ張ると
ポパイは思いもよらない笑顔で振り向く


「カナ!ここ入ろうッ!」


「えっ??」