あたしはぎょっとする。
「え!?
でも、ポパイのための祝勝会だよ!?」
「分かってるけど。
なんか疲れたし。
もう帰りたい。
どうせみんなの話も
俺にはよくわかんないし。」
「そ・・そうかもしれないけど・・」
「マジもう、家で昼寝したい。
今日は動きすぎた」
ふあーあとあくびをし始めるポパイ。
その姿をみてあたしは諦める。
「しょうがないなぁ。
分かったわよ。
気をつけて帰るんだよ?
・・鍵は・・」
「あ、大丈夫。
いつでも出入りできるように
鍵開けたままのとこあるから。」
「ちょっと・・
勝手に無用心な事しないでよ。」
「ハイハイ。
じゃ、キスな。」
ポパイに壁際へ押し寄られ
グッと身を寄せられた。
両足の間にポパイが自分の足を割り入れる。
距離がめちゃくちゃ近い。
でも背後は壁で
それこそ身動きが取れない。
「ちょっ・・そんなに・・っ・・」
近寄らなくても、というのを遮り。
抵抗するあたしを無視して
ポパイは唇をあたしのに重ねた。
