頭がぼーっとして蕩けそうな甘い感覚に
ただただ身を任せてしまっていた。
もう、わけが分からない。
脳みその中から変な麻薬が溢れ出てくるみたいで。
何度も重なった唇が離れ
消えるようにポパイの気配がなくなって。
それでやっとうっすら目を開いた。
やっぱり、ポパイの姿は消えていた。
でも、なんだかすぐ起き上がれる気分じゃない。
あたしはため息をついて身を丸めた。
複雑な気分。
くやしい気さえする。
あたしはそっと、指で唇に触れた。
ポパイめ。
なんてキスするのよ。
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