眼鏡の奥に潜む甘い甘い悪魔




少し、言葉をつまらせて
眼鏡を外した城田くん。



いつもなら格好いいと思うんですけど

でも、今は悲しそうで苦しくなります。




『でも兄貴は、なほに会えなかった…兄貴、途中で事後ってた。みんながクリスマスって浮かれて笑ってる中、俺らは病院で目を開けない兄貴を泣きながら見てた。』



ポロッ--…


と城田くんの頬を伝って落ちる雫。



泣いてる………



あの時と一緒です。


悲しい顔して。