私、悪魔に捕らえられて しまったのでしょうか。 体の熱が一気に全身に駆け巡って ボーッとして、 気がついたら、目を閉じていました。 『…………っ』 息が続かなくなって 私は立ってられなくなってしまう。 そう思った瞬間。 一気に力が抜けて 『……っぶね。』 姿勢が崩れて座り込んでしまった。 それを支えるように一緒に 屈むような体制になってくれた城田くん。 『……っ力が……抜けて』 『……そんなに?』 意地悪そうに笑って答えた城田くん。