『何でもないです。ちょっと、考えてて!』 慌ててごまかして とりあえず手を動かす。 意識を戻そうとするんですが 耳に囁かれた声。 触れた唇や息。 眼鏡を外した時の真っすぐの瞳。 フラッシュバックして また熱が一気に込み上げて来ましたよ。 『…………眞田。』 『はぃぃ!』 名前を呼ばれてびっくりして つい大声で返事をしてしまいました。 『時間』 そう言い時計へと指を指す。 あ、もう七時。