『城田くん、、、』




『眞田、俺さ、変?』





頭上から聞こえる声に
少しドキッとしながら



『はぃ、今日朝から少し変です』




正直に話してみます。




『だよな、俺もわかってる。もうちょいこうさせて』




顔が見えないからどんなこと思ってるのか
どんな表情なのかわからないですけど

私のこの真っ赤な顔を見られなくて
いいならまだこのままでいいかもしれません。



ドキドキがすごくて心臓が破裂するんじゃ
ないかってくらい。



城田くんがわからないこと
私がわかるはずもなく


ただ、抱きしめられてる嬉しさが
体を支配してしまってキスのこと
ごめんっていう言葉の意味を聞けませんでした。






城田くん。



私、少し、いやだいぶ
自惚れてしまったかもしれないです。



城田くんが私の事を意識して
くれてるんじゃないかって自惚れてます。



私、もう少し頑張れば彼女になれますか?



城田くんを好きにさせられますか?



不思議な城田くんはそういうこと
なのですか?



ねぇ、、城田くん、、?