城田くんが居なくてよかった……… 居たら睨まれてます。 もしかしたら嫌われるかもしれない。 『しず…か…くるしっ……』 あ、口押さえつけてるの忘れてた。 苦しそうに手を叩く雪恵の口から 手を話す。 ほんと、雪恵の馬鹿。 『ねぇ眞田さん…』 頭上からする声に私は ん? と顔を上げる。 そこに立ってたのは同じクラスの 男の子。 なんだろう 『眞田さん。城田……好きなの?』 『えぇ!?』