苺の王冠の恋

しばらく沈黙が続いた。
周りに居た私の先輩になる方々も、
目を丸くして男の子を見ていた。



「あんた、高1?」


「おう!正真正銘高1だ!」

「嘘よ。嘘だ!こんなに小さ....」

私が小さいと言いかけたその時、男の子が言った。


「でもさ?何でOLのお姉さんが、高校にいるの⁇しかも、制服って............
コスプレ?」


えっ⁉私そんなに老けてる?

ちびっ子が、意地悪そうに笑ってる。
まさか、

「あんた⁉私が高1って知っててからかったわね!」

「えー?高1だったの〜?老けすぎてませんか?笑笑お姉さん♫」

こんのクソガキがぁー‼
私が言い返そうとすると、香菜里が

「本当だ。この苺の丘高校の一年生見たいよ。美沙菜。」

「えー⁉そっ、そんな馬鹿な」

こんなにチビでも高校入れるんだ..........
知らなかった。
(高校には身長は、関係ありません。)


キーンコーンカーンコーン

あっ⁉ヤバイ、早く教室に行かなくちゃ!


「悪いねお姉さん。俺忙しいんだ。
早く行かなきゃ、あいつに会えないから
じゃね〜、また後で」

そう言うとちびっ子は、とても早いスピードで校舎に入って行った。

「はっ⁉香菜里、早く行かなきゃ!」

「えっ⁉あ、あぁ、そうね!
行きましょ」

香菜里?何か顔赤いけど、大丈夫かな?

おっと、そんな事考えてる暇なんかなかったんだ!



私達は、遅刻ギリギリの早さで教室に向かった。