私が黙ったのに気づいた平助達はどうした?

とをいうように私を見る。

「…私、部屋行ってるねっ」

そう言って私はその場から逃げた。

だって、どうせ言ったって口喧嘩になれば相

手はすぐに泣くし、泣かなかったとしてもそ

んなことでって呆れられる。

それなら私はその場からさっさと消えるのが一番だ。

「…平助のばーか。あんなんに騙されて…ばっかみたい。」

静かな空間に呟いてみたけれどなにも変わ

るわけでもない。