私は戸惑いながらも唄の手の上に手をおく。

ぱあぁ…

柔らかい光に包まれて、手が暖かくなる。

「はいっ、おっけー!じゃーねぇ~」

そう言って唄は消えてしまった。

なんだったんだろ?

「あれ?柚葉。こんなとこでどーしたの?」

声が聞こえて顔をあげると探していた人が。

「あっ、平助!起きたら平助いないから探してたんだぁ~」

「そうだったの?なんかありがとう」

にこっとわらいながら言わないで~っ

絶対…今、私顔赤い

「柚葉、そろそろ朝御飯だけど…一緒にいこ?」

「うんっ!!いくー!」