にこにことした優しい笑顔で顔をのぞきこむ。

「あ、平助~。平助も餡蜜食べる?」

くすくすと笑ながら

「そんなことより、副長がよんでたよ?」

といいながら私のほっぺについた餡蜜の汁を

指で拭ってくれる。

「はぁーい!でも餡蜜食べてからでいい?」

んーと彼は考える仕草をしながら

「じゃあ早く食べてね?」

と笑いながらOKしてくれた。

私はぱくぱくと餡蜜を食べて

「よっし!いこぉ!!」

土方さんの部屋に向かった。

「…本当に大事にされているね、柚葉は。」

平助は小さく言った。