収録後、真島さんと敬介は連れ立って楽屋にやって来る。
「さっきは大変だったね」
涼しい顔で言う真島さんに対し、万里也は顔を横へそむけた。
このクソガキ……とでも思っているのだろうが、真島さんは顔に出さない。
「俺らみたいな若手の前ではいいけどさ、大師匠の前でああいう態度はマズいと思う」
ズバッと言い切ると、隣に居る敬介にあいづちを求める。
敬介も珍しく腕組みなんかして、先輩としての貫禄充分だ。
まあ、どことなく連れられて来た感は否めないけど。
「東京モン」
秀一郎は鋭く言い、万里也にケンカを仕掛けさせようとしている。
「何? 本場大阪芸人君」
「ちっとばかし東京で売れてるからって、偉そうにすんなや」
出ました、万里也。
しっかしまあ、どうしてそう秀一郎の言いなりになるんだろう。
弱みでも握られてるのかな。
「さっきは大変だったね」
涼しい顔で言う真島さんに対し、万里也は顔を横へそむけた。
このクソガキ……とでも思っているのだろうが、真島さんは顔に出さない。
「俺らみたいな若手の前ではいいけどさ、大師匠の前でああいう態度はマズいと思う」
ズバッと言い切ると、隣に居る敬介にあいづちを求める。
敬介も珍しく腕組みなんかして、先輩としての貫禄充分だ。
まあ、どことなく連れられて来た感は否めないけど。
「東京モン」
秀一郎は鋭く言い、万里也にケンカを仕掛けさせようとしている。
「何? 本場大阪芸人君」
「ちっとばかし東京で売れてるからって、偉そうにすんなや」
出ました、万里也。
しっかしまあ、どうしてそう秀一郎の言いなりになるんだろう。
弱みでも握られてるのかな。


