「行って来ます」
「しっかりやるのよ」
「途中で何かあったら、あたしに電話しな」
「志穂ちゃん、本当にいいんだね? 君まで……」
向島先輩、相方じゃないですか、あたしはもう迷ってませんよ。
だから大丈夫、あなたを辛い過去から救います。
うなずいて先輩の目を見つめ返すと、いつもの穏やかな目。
「大丈夫です、いつクビになるかっておびえるよりも、スッパリ辞めた方がいいですから」
「志穂ちゃん……」
抱きつかれた、あのー、後ろの2人の視線が痛いのですが。
「鳴瀬さんは、幸せだね。君みたいな彼女が居てさ」
「エヘヘ」
「僕も、本当に好きな人を作れるように頑張る」
そこの2人、感動的なシーンの最中にアピールしないっ!
先輩の背中を軽く叩いてから、部屋を出る。
「行って来ます」
「行ってらっしゃい」
戦いは始まった、もう後には引けない。
「しっかりやるのよ」
「途中で何かあったら、あたしに電話しな」
「志穂ちゃん、本当にいいんだね? 君まで……」
向島先輩、相方じゃないですか、あたしはもう迷ってませんよ。
だから大丈夫、あなたを辛い過去から救います。
うなずいて先輩の目を見つめ返すと、いつもの穏やかな目。
「大丈夫です、いつクビになるかっておびえるよりも、スッパリ辞めた方がいいですから」
「志穂ちゃん……」
抱きつかれた、あのー、後ろの2人の視線が痛いのですが。
「鳴瀬さんは、幸せだね。君みたいな彼女が居てさ」
「エヘヘ」
「僕も、本当に好きな人を作れるように頑張る」
そこの2人、感動的なシーンの最中にアピールしないっ!
先輩の背中を軽く叩いてから、部屋を出る。
「行って来ます」
「行ってらっしゃい」
戦いは始まった、もう後には引けない。


