Bitter syrup~ほろ苦くて甘い君~



『日誌おわったあー!!』




窓の外は、部厚い雲のオンパレード。




「はいはい、おめでとう」


『もう結衣が待ってくれるなんて
 あたし死んでもいい!』


「はあ?遊星のついでよ、ついで」




中村 遊星くん。

野球部のエースで、そしてそして


結衣の彼氏さんだったりしてしまうのです。




『んじゃー中村くん待つの?』


「そ。あんたはとっとと帰りな
 この後集中豪雨だから」


『きゃー優しい!
 もう結衣のツンデレほんと愛し「黙れ」』




なんて、くだらない会話をして

あたしは一人、下駄箱へと向かった。








──その途中の、階段でのお話。