もしかしたら、私なんか……。
「こいつ、俺のだから」
涙が出そうになったとき、ポンッと頭に誰かの手が乗った。
「日向くん!」
「こいつに何か用?苛めるのやめてくんない?」
「日向……」
助けてくれるってことは、しょうがなくじゃないって信じていい?
「私、大丈夫だから!それよりクラス表見に行こうよ!」
腕をぐいぐい引っ張り連れていこうとした。
けど、動いてくれず。
「こいつに手え出したら、その口聞けねえようにしてやる」
女の子達をもっと睨み付けた。
その場を立ち去ろうとしたとき。
「後、お前らの方が何百倍ってブスだから」
「なっ!」
「それじゃあね、おばさん方」
うわ……。
いくらなんでも可愛そうだよ。


