儚い花は笑う




「入学おめでとう諸君!ーーーよい学校生活を。以上。」



馬鹿でかい体育館で行われている入学式の最中。



周りを見ればコクコクといくつもの頭が動いていて皆寝ているのが分かる。



まぁ寝てしまうのは仕方ないだろう。



今終わったのは校長の話し。



校長は15分以上話していたし、それより前には来賓の話があった。



既に入学式が始まって1時間以上経過しているのだ。



「ーー新入生代表、薔薇野 悠【ばらの ゆう】」



薔薇野?



薔薇野って“あの”薔薇野だよな?



壇上を見ると綺麗な薔薇色の髪が目に映った。



薔薇野…四大柱のうちのひとつの一族



四大柱とは四つの一族をまとめた言い方で。



この四つの一族は世界No.2〜No.5の強さを持つ。



因みに力の強い一族は髪の色に特徴が出るため薔薇野一族は薔薇色の髪色をしているのだ。



「ーー以上で新入生代表挨拶とさせていただきます。新入生代表、薔薇野 悠。」