食事が終わり、ゆっくりした時間が過ぎていく部屋。
コーヒーを飲みながらテレビを見ている桜。そこに城島が風呂から上がってくる。


「桜。」


その言葉を聴いた瞬間、桜の体が宙に浮く。おどおどしている桜の顔にニコニコしながらキスをする城島。


「要・・・さん・・・?」

「あの・・・その・・・勉強しよう。」


そういいながら向かっていったのは寝室。

二人はそのまま、初めての時間を進めていく。
初めて感じる気持ちと、初めて感じる感覚に溺れていった・・・



翌朝


「ぅ・・・」


体に感じたことのない重さを味わいながら、体を動かす桜。視線の先には、眠っている城島の姿が・・・。


「要さん・・・なんかいつもと違ってかわいい(笑)」


桜は手を伸ばして携帯をとると、その寝顔をカメラに収めるのだった。