「も~!!パパはいっつもこうなんだから!!」


怒った桜は、竜馬と浅海の寝室に向かっていく。城島は、少し怖くなった動けなくなっていく・・・


「城島さん?」


不思議そうに覗き込んでいく浅海に驚き、我に返った城島。それを見た浅海は何かに気づいた・・・


「あっ、もしかしてあの写真見ました(笑)」


ニコニコしながらそう話す浅海に、城島は「・・・はい・・・。」と申し訳なさそうに答えた。すると、浅海が“あの写真”の真相を話し始める。


「確かにあの写真に写ってるのは、パパと私です。内々でした披露宴の写真なんだけど、桜が一人暮らしする時に心配だからってパパが持たせたのよ。」


「そ、そうだったんですか。」


「うん。危険な目にあったら“その写真”相手に叩きつけろって(笑)パパ心配性だから・・・今はみんなパパママやってるから安心して。」


ほっとした城島は、力が抜けるかのようにその場に座り込んでしまった。その光景を見て笑い出してしまった浅海。そこに竜馬を引っ張るようにして帰ってきた桜。その光景を見て状況が飲み込めず混乱してしまう。