小中の前で跪くジェイン
その手には、小さな白い箱に入った指輪が光っていた。



「ひ~ちゃん・・・これからも・・・死ぬまで俺のそばにいてください!」



会場中に広がるジェインの声
ストレートで純粋な言葉で纏められたジェインのプロポーズ。小中はあまりに突然の出来事に、びっくりして、少しの間、言葉が見つからない。そして、思わず横にいたあやめを見てしまう。あやめは、小さくうなずくとにこっと微笑んだ。



「・・・こ・・・こ・・・これからもずっとそばにいてね・・・約束だから・・・」



小中のその言葉に思わずないてしまったジェイン。
そんな姿を見て「何でジェインが泣くのよ!ありえないし!」と言いながら、小中は、ジェインに突っ込みを入れる。


「ご・・・ごめん・・・じゃ。」


ジェインの手によって、小中の手にははめられた指輪。
自分の薬指で存在感を示すその指輪に、小中は見とれている。そんな彼女に立ち上がったジェインは・・・


「これからもよろしく。」


そういって、小中の唇にキスをする。その姿にゲスト、そしてスタッフ達も拍手を送っていた。